
中村絵美は、宇宙企画の第一作「女子大寮ルポ・風呂場レズ 」(81年12月発売)に出演している。
実は、彼女はもう一本、アダルトビデオに出演しているのである。
ボックスランドというメーカーが、82年6月に発売した第一作、「ビニール本の天使たち」という普通のアダルトビデオである。
しかし、残念なことに、彼女はSMビデオに出演せずに終わってしまった。
SMビデオに出演しなかったアダルト・モデルは、結構沢山いる。
出演しなかった理由は主に二つ考えられる。
一つは、デルの活躍期がSMビデオ発生時期(1981年)以前で、時期的に出演が不可能であった場合。
そして、もう一つは、モデルの活躍期はSMビデオの普及期と合致していたが、SMということで、出演を避けた場合である。
彼女の活躍期は、某HPのビニ本データベースによると、発売年月は81年1月が最初で、82年9月が最後となっている。(再発を除く)
発売年月が明確なものだけの資料であるが、中村絵美の活動期は、ほぼこの間であった可能性が高い。
そして、前述の宇宙企画やボックスランドのビデオ出演は、この活動期の期間に当たるのである。
彼女は、東てるみや美保純のように、女優への飛躍をを目指していたらしい。
けれども、知る限りでは、彼女の夢は果たされることはなかった。
彼女は、82年には、少しづつSMビデオが世に出ていたのも関わらず、SMには、ついに一本も出演しなかった。
彼女が、SMを回避したということは、実はあまり考えにくい。
SM雑誌やビニ本には、数多くのSM画像を残しているからである。
また、初期の宇宙企画やボックスランドは、一般のアダルトビデオと平行して、SMビデオも多数製作している。
従って、中村絵美がSM作品に出演しなかった理由は謎である。
強いて言えば、中村の活動期が、一年早すぎたのも、原因の一つかもしれない。
アートビデオやシネマジックなどのSM専門メーカーが、本格的にSMビデオ製作を始めたのは、83年に入ってからであった。
ほぼ、同時期に活躍した、桂まゆみ(丹羽さゆり)や速水純子、三浦ルネなどが、SMビデオの作品を残してくれているのを見ると、中村絵美のSMビデオがないのが残念で仕方がない。
さて今回は、SMビデオの話題から少し離れて、彼女の出演した二つのアダルトビデオを紹介したいと思う。
特に、宇宙企画の作品は、SMビデオではないが、「思いがけないモデル」との競演であることもあり、中々の内容である。
1.「女子大寮ルポ・風呂場レズ 」(宇宙企画 1981年)30分作品

(あらすじ)
実は、この作品のあらすじは、わざわざ書くほどのものではない。
一言で言えば、女子大生二人が、寮生活で仲良くなり、レズに耽るというものである。
と言ってしまえば、身もふたもないので、概略を説明すると、
中村絵美が入浴しているところに、友人の女性が「一緒に・・・」と、後から入ってくる。
お互いに、体をあらいっこしてるうちに、変な気分となり、風呂場でのレズ。
風呂上りに、ベッドに場所を移して、再度のレズ。
最後は、二人とも自分の股間に手をやってのオナニー。
以上である。
今回紹介するに当たり再度見直してみて、レズだけの作品だが、けっこうエロい作品であることに気づいた。
まず、中村絵美の入浴シーンの美しさ。
そして、何よりレズ・シーンが、本気モードに見えるからである。
おおげさな、あえぎシーンなどないが、それなりにお互いが結構感じているように見え、なかなかの作品である。
最後に、中村絵美の相手役の女優・・・、これが、なんと「真行寺薫(=雪代典子)」なのである。
筆者は、真行寺にもビデオ作品はないと思っていたが、思わぬところで真行寺の出演ビデオを発見した次第である。
キャプチャー画像ではわかりにくいが、有名な水着あとの日焼けも、しっかりと見ることが出来る。
役の上では、真行寺が中村の先輩に当たるような雰囲気で話が進行している。
レズシーンで、常にリードしているのは真行寺の方であった。
2.「ビニール本の天使たち」(boxland 82年)30分作品
次に、ボックスランドの第一作「ビニール本の天使たち」である。
ボックスランドの第一作については、この作品が第一作であるという説と、他の作品が第一作であるという説があるが、一応この作品が第一作であるとの説をとる事にする。
この作品は、五人の奔放な女性たちの、それぞれのセックスライフが、オムニバス形式で収録されている。
従って、中村絵美の出演作品とは言うものの、中村の出演時間はわずか7分ほどで、甚だ物足りない。

(あらすじ)
最初の女性は、なんと、ビニ本の世界で「SM座禅」「糸ぐるま」「真理の好奇心」などで有名な「阿部千恵」である。
阿部のセックスライフは、極めて正常なもの。
彼氏とのセックスシーンが5分ほど、収録されている。
二番目の女性と三番目の女性は「レズ」の関係。
この、二番目の女性が「中村絵美」である。
二人のレズシーンが7分ほど収録されているが、同じレズシーンでも、先に述べた宇宙企画のほうが、断然素晴らしい。
相手の女性が、何となく、速水純子のような気がするが自信がない。
以下、あと二人の女性のバイブでのオナニーシーンと普通のセックスシーンが収録されて、計30分の作品である。
それぞれの時間が短い上に、からみのシーンも何ということはなく、特筆すべきビデオとは言い難い。
中村絵美は、このビデオでは全く輝きがなく、阿部千恵の動く姿が見られることぐらいが、このビデオの取り柄であろうか。
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